大阪での競売物件はゴミ屋敷そのものでした

大阪で建設会社に勤めていたことがあるのですが、その社長は時々、裁判所の競売物件を購入することがありました。

いわば訳あり物件であり、多くの場合、事業が行き詰まり、返済できなくなり、そのまま夜逃げしてしまったような、そんな問題を抱えた家です。

社長からその連絡が入ると、トラックでその一戸建ての住宅に向かい、まずは家の中の片づけから始まります。

大阪のゴミ屋敷を片付け 05

家の中に入ると、見事なまでに、昨日まで生活していましたという感じで、部屋はめちゃくちゃになっています。

キッチンや冷蔵庫、その他ほとんどのものがそのまんまであり、着の身着のままでどこかに逃げてしまったのではないかという感じなのです。

それでその購入した物件のゴミ出しが始まり、トラックに洋服からタンス、おもちゃなど、とにかく何でも処分するために、トラックに載せていきます。

家の中はかなり汚いので、そのまま土足で上がり、ゴミを出していきます。

2トントラックですが、とても1台では積み切れず、もう一台のトラックにも載せていきます。

よくもまあ、こんなにも雑貨やいろいろなものを集めたものだと思いますが、ゴミ出ししていると、時々現金が出てきたりすることもありますし、建築の道具として使えるようなものも出てきたりするので、そうしたものは貰ったりして、ちょっと嬉しい体験ができたりしたので、ワクワクする面もあります。

漫画やエロ本、家族の写真なども出てきて、プライベートが全部わかってしまうような状況ですが、この家族は離婚してしまったのかな、そんな感じがしています。

丸2日かけて、ようやくゴミ出しが終わり、それから室内のリフォームの工事に入ることができましたが、これらのゴミ出しとその処分だけでも大変であり、訳あり物件は、なんだか悲しい気持ちにもなりました。

それでもゴミ屋敷をきれいに片付けることができた時には、すっきりして気持ちが良くなります。

家庭が上手くいかなかったり、仕事が難しくなると、家の整理もろくにできなくなる、それほどまでに追い込まれることを実感したひと時でした。